日本の時計には、華やかさだけでは語れない独自の魅力があります。文字盤に生まれる繊細な表情、光を受けて美しく見える針やインデックス、ケースの滑らかな仕上げ。そして、機械式時計ならではの精密なムーブメント。
こうした細部へのこだわりが、時計全体の美しさをつくっています。
時計の「仕上げ」とは、単に表面を磨くことではありません。素材の質感や光の反射、パーツの立体感などを考えながら、それぞれの部分を丁寧に仕上げていくことで、時計に奥行きや存在感が生まれます。
今回は、2本の日本の機械式時計を例に、どこに日本の時計づくりの魅力が表れているのかを見ていきます。
1. SEIKO PRESAGE SARY161
SEIKO PRESAGE SARY161は、カクテル「スカイダイビング」をイメージしたアイスブルーのダイヤルが印象的な自動巻きモデルです。
特徴的なのは、光の当たり方によって表情を変える美しいダイヤル。
細く立体的なインデックスと組み合わさることで、文字盤に奥行きが生まれています。さらに、職人技による曲げ針を採用。緩やかなカーブを描く針が、クラシカルな雰囲気と繊細な美しさを演出しています。
ボックス型ガラスやシースルーバックも、この時計の魅力。正面から見たデザインだけでなく、横から見たときの立体感や、裏側から眺められる機械式ムーブメントまで楽しめます。
価格:60,500円(税込)
SEIKO PRESAGE SARY161の商品ページを見る
2. CITIZEN COLLECTION NH9131-14E
CITIZEN COLLECTION NH9131-14Eは、機械式時計の魅力を視覚的に楽しめるモデルです。
最大の特徴は、文字盤の一部からムーブメントの動きを覗けるオープンハート。機械式時計が時を刻む様子を、デザインの一部として楽しめるようになっています。
文字盤には円形の窓から放射状に広がるパターンが施されており、中心から広がるラインが視線を自然に引き込みます。さらにシースルーバックを採用しているため、時計の表側だけでなく裏側からも機械式ムーブメントを見ることができます。
価格:40,700円(税込)
CITIZEN COLLECTION NH9131-14Eの商品ページを見る
細部を見ると、日本の時計はもっと面白い
日本の時計の魅力は、ブランド名やスペックだけでは分かりません。
文字盤の模様、針の形、インデックスの立体感、ケースの質感、そしてムーブメントの見せ方。細かな部分に目を向けることで、時計をつくる人たちのこだわりや、日本ならではの美意識が見えてきます。
次に日本の時計を選ぶときは、まず文字盤や針をじっくり眺めてみてください。普段は気づかなかった小さな工夫に気づくと、時計を見る楽しみがさらに広がります。